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1st Album 「たまひび」CD ※特典映像プレゼント付き

¥3,300
レッスン概要
2021.5.19にリリースされた古楽フュージョンユニット「たまひび」の1st アルバム!
今回はメンバーのサイン入りです!(限定10枚)

特典として、4/11に行われた発売記念コンサート映像のリンクをプレゼントいたします。

『歌とリュートで奏でる「魂に響く」古楽のメロディーの数々。古楽の演奏家である2人がジャンルを超えて、新しい命を吹き込んだ』

01. スカボロー・フェア/イングランド民謡
02. 陽のあたる家/アメリカ民謡
03. あヽ輝く月よ**/スペイン民謡
04. スペイン風カラータ*/ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ
05. なんと甘い魅力のお方/アントワーヌ・ボエセ
06. スコットランドのブランル*/ギョーム・モルレ
07. 海を渡る人/スコットランド民謡
08. 楽園の美しい三羽の鳥/モーリス・ラベル
09. 涙のパヴァーヌ*/ジョン・ダウランド
10. 流れよ我が涙/ジョン・ダウランド
11. コマンドゼット~新しい未来へ~/佐藤亜紀子
12. 快活なブランル*/アドリアン・ル・ロワ
13. 命のパッサカリア(人は影の如く去る)**/作者不詳

*リュートソロ
**バロックギター:金井隆之


魂の響き、旋律の鼓動。

 昔から、世界中の歌が歌いたいと思っていた。
 昔から、音楽で人をホロリとさせることが出来たらと思っていた。

 気がつけば世界中の様々な時代に生まれた歌を、ふたりで奏でている。60’sの名曲、1600年の鬱々としたダウランド、2020年コロナ禍に生まれた日本語のオリジナル曲、時空を超えテオルボとバロックギターで語る17世紀イタリアの死生観、それらを1枚の作品に収めるなんて想像すらしたことがなかった。突拍子もない思いつきに予想外の答えを出すたまひびの禅問答、それを穏やかに支えるエンジニアの阿部氏、だからこそ出来たアルバムだ。

 収録したそれぞれの曲を調べると、民俗音楽学者やコレクター、後の世代の作曲家らが古い時代や民族を尊重しながら作曲・編曲・再編纂しているのが伺える。古き良き曲が今の時代にも伝わり聴くことができるのは、昔の曲を新しく生まれ変わらせたり、敢えて古典回帰させる彼らの想像力の賜物だ。
 民謡や伝承はそこに留まるものばかりではない。ある場所で曲が生まれ、曲が人と出会い、人がそれを別の場所や時代へ運ぶ。曲に宿る魂、曲を運ぶ人の魂、曲を変える人の魂、歌い継ぐ人の魂、録り収める人の魂が宿り、積もっていく。積もった魂は聞く人の心に軽やかに響き、変わらない旋律は鼓動となって次の時代や場所に渡されていく。

 人との出会いも音楽も、人生の中の一瞬の出来事。
 その一瞬こそが歴史の流れを作り出す。
このCDを聞く人の心が熱くなる瞬間を生み出せたのなら、これに勝る喜びはない。

「たまゆらのねのひびきにみをゆだね たましいひびくひびをねがわん」 

たまひび 高橋美千子・佐藤亜紀子



「たまひび」プロフィール
2018年より「魂の響き 旋律の鼓動」と題したコンサートシリーズのタイトルに由来。ヨーロッパの中世からルネサンス、バロック時代の音楽、また古くから伝わる世界各国の民謡から新曲まで、現代人の心を揺り動かすような旋律を追求している。

高橋美千子 歌 Michiko Takahashi soprano
アンサンブル・プラネタでの活動後、フランスバロックの名歌手アニェス・メロンに才能を見出され単身渡仏、間もなく演奏活動を始める。古楽から現代音楽、民族音楽のほか、オペラ歌手、パフォーマーとしてヴェネツィア・ビエンナーレや各地の音楽祭に招かれ、日本人でありながら欧州の数々の新作舞台に出演。バロック宗教曲の録音も多い。歌を通して世界中を旅している。https://www.takahashimichiko.com

佐藤亜紀子 リュート・テオルボ Akiko Sato lute, theorbo
東京芸術大学音楽学部楽理科卒。ドイツとスイスでリュート学ぶ。古楽を中心としたソロ活動及び、歌手や器楽奏者とのアンサンブル、バロックオペラ等多数出演、ソロアルバム「ララバイ~イギリス・ルネサンス期のリュート音楽」リリース。アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。アトリエ楽古主宰。http://www.atelierlakko.com

Recorded, Mixed and Mastered by Tetsuya Abe
Recorded at Salvia Hall (Yokohama, JAPAN)
Sunheart Music Hall (Yokohama, JAPAN)
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